アメリカでも治療をしています

アメリカのダラスパブテスト大学に留学して、

2週間が過ぎました。

 

日本はお盆が終わりましたね。

アメリカにはお盆がないので

淡々と普通に過ごしています。

 

 

8月15日は終戦記念日で

日本では、毎年2度と戦争はするまいといった

時間を過ごします。

 

 

アメリカでは、悪いイメージも

良いイメージも無い感じです。

 

 

アメリカの8月15日に、

ボランティアの人達が、

私たちと英語の会話をするために

学校に来てくれました。

 

 

アメリカでボランティアとは、

「手を挙げる人」といった意味になります。

日本では弱い方を助ける人といった

意味ですが、こちらではちょっと違います。

 

 

私の相手は85歳くらいのちょっと耳の遠い

アメリカ人で、ニュージーランド出身で

パプアニューギニアに移り、

しばらくの間、聖書の翻訳をしていたそうです。

 

 

その後アメリカに来たと言っていました。

私が何度も「When are you from america?」と聞いても、

「聖書の翻訳をする人は、少なくて

独身の男が2人しかおらず、

だからアメリカに引っ越したんだ。

こっちには独身の女性がいたからな。」

とその話ばかりを聞かせてくれました。

 

 

 

そうそう、8月15日だったので

戦争の話になるかな?と考えていましたが、

そんな話にはなりませんでした。

 

 

今、部屋にはテレビがないので

インターネットでCNNを見ていましたが、

そのような話が出てこなかったところを見ると

アメリカ人にとっては、

すでに過去のことなのかもしれません。

 

 

 

さて、大学の寮に入り、

28歳のコロンビア人と同室になりました。

彼はサッカー選手で大学でスポーツマネジメント

を学びながら大学のチームでコーチをしているそうです。

 

 

彼が足が痛いと言って来たので、

良かったら治療をしようか?

と声を掛けたら、

お願いしたいというので

治療することにしました。

 

 

痛い場所はすぐに見つかり、

アキレス腱炎のようです。

このような筋膜や腱膜の痛みは、

私たちのような鍼灸師、柔道整復師

にとって得意分野なので、

簡単に治療しました。

即効性があるのでその場で

痛みが取れました。

 

 

 

私のこの症状に対するやり方は、

ちょっと痛いので途中で彼が、

「ヘイ、ヒロ!!、

コンニチハ、コンニチハ、

コンニチハ!!!」叫んだので、

そこから優しくケアしました。

 

 

1週間ぶりに彼に会ったら、

「My achilles is good!」

と言ってきました。良かった。

 

 

もう一人、講師が腰が痛そうにしていました。

分かっていたのですが、声を掛けることを

遠慮していたら、3日目には、

腰痛に耐えられない歩き方、

イスからの立ち方をしています。

 

 

あなたが怖くなかったら治療しますよ。

と言ったら、ぜひして欲しいとのこと

だったので鍼をすることにしました。

 

 

彼はかなり悪い状態でした。

3日間の間に、3件のカイロプラクティックに通い、

3人目のカイロプラクターは、

かなり激しい矯正をしたようです。

 

 

筋膜の痛みであれば問題が無いのですが、

彼には座骨神経痛の症状がありました。

筋力は落ちていないので治療を開始しました。

 

 

 

この症状に強い矯正はあまり良くないと

私は考えます。

 

 

そこで最初に3回治療が必要です。

すぐに神経の痛みは回復しません。

最初に痛み始めてから2週間が必要です。

と伝えました。

 

 

そして3回目の治療が終わり、

4日目には半分くらいの痛みに、

5日目には動きが普通に戻っていました。

 

 

長期間、痛みから身体をかばっていたので、

背中のあちこちに筋膜性の痛みが出ていました。

その筋膜のバランスを取る治療をした後、

かなり楽になったようです。

 

 

 

アメリカの治療の話をいろいろと聞けて

楽しい時間を過ごせました。

私にとって一番良い英語の勉強です。

 

 

 

芸は身を助けると言いますが、

今回、自分の力を発揮できて、

また、海外の人に喜んでもらえて、

素晴しい時間を過ごせました。