コロナウィルス 実効再生産数が1を下回りました。

 

コロナウィルスPCR陽性者数が減り始めたようです。東洋経済オンラインのHPによると8月11日を境に実効再生産数が1を下回り、コロナウィルス患者数が減少し始めたたことがわかります。最新データの8月19日は0.9ですが、8月17日では0.81と、このまま推移すれば速いペースでPCR陽性者数が減少しそうです。

https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

 

テレビや新聞ではコロナポジティブの話題は出るのですが、なかなか人の心をポジティブにするニュースはありません。しかし、データを見てみると明るい未来も見えてきます。上記のように実行再生産数が1を割り込んだということは、一人のコロナ感染者が0.8~0.9人ほどの感染者しか生み出していないのでコロナ患者さんが減ってくることがよくわかります。

https://toyokeizai.net/articles/-/351826

 

私は経済学部の学生なのでアベノマスクの効果について経済学的に考えてみました。アベノマスクは非常に批判の多い政策でしたが、マスクの価格に与えた影響を考えてみたいと思います。在庫速報というHPにはコロナウィルスで高騰したマスクの価格が時系列で掲載されています。

https://zaikosokuho.com/mask/stats

 

2020年(令和2年)4月1日の新型コロナウィルス感染症対策本部の会合において国民にマスクを配布することを決めましたが、この後のマスク価格は、どうなったでしょうか。

 

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以下、ウィキペディアより

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF

 

配布の公表は、上記のように4月にはいってからであるが、調達契約は、随意契約として令和元年度分は、3月16日に、ユースビオ、シマトレーディング及び横井定との間で、同3月17日に、興和、伊藤忠商事及びマツオカコーポレーションとの間で行われている。また朝日新聞が2020年6月1日に興和の社長インタビューとして伝えたところによると2月末に経済産業省から依頼があったとなっている

 

4月17日に行われた新型コロナウィルス感染症に関する首相記者会見において、安倍は国民の高い需要に応じて布マスクを2枚配布していくと再度説明

 

5月8日、「配布中」としたのは東京都のみ

5月12日、大阪府と福岡県での配布を開始。

5月14日、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、兵庫県、岐阜県、愛知県、北海道、石川県

5月17日、京都府

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マスク配布の時系列を当てはめてみると、マスク配布の発表から、実際に配布が進むにつれて価格が下がっていることがわかり、菅官房長官が5月20日の記者会見で、政府が配布している布マスクについて、18日に13都道府県において約1450万枚の配布が完了したと発表しました。

その時点で、マスクの価格は高騰時の半額以下になったことがわかります。

 

マスク配布には、別の目的もあり使い捨てのサージカルマスクをコロナウィルス最前線で戦っている医療機関や介護施設に優先的に配布するためでもあったようです。

 

配布される布マスクのガーゼシートは3つ折りで5枚の15枚重ねになっており、15枚重ねの分厚いガーゼマスクは使い捨てマスクと同じぐらいの捕集効果が期待できるとアジア不織布協会の土谷英夫事務局長が言っています。

 

この時、毎日新聞は政権攻撃するためにデマを広げたのではないかとのうわさもあり、このためにいったん配布したマスクや検査済みのマスクを再度検査するなど、いろんな問題が発生しました。

 

毎日新聞の記事

https://mainichi.jp/articles/20200422/ddm/041/040/048000c

 

デマではないかと疑うブログ

https://yaiuhy77.com/archives/2823

 

データから見て、アベノマスクはマスクの価格を下げたと考えられます。

 

本当のところはわかりませんが、アメリカ共和党のマーク・グリーン下院議員がFOXニュースのインタビューで「中国がフランスに対して、マスク10億枚と引き換えにファーウェイ社の5Gを導入することを提案した」と語ったと言われています。

https://diamond.jp/articles/-/236244

 

そのフランスは5月11日の外出禁止解除以降、布マスクの全国民への無料配布が始まったそうなので、

http://www.alterna.co.jp/31084

世界がアベノマスクを笑いましたが、WikipediaのHPによると日本の経済産業省は2月の時点で布マスクの発注準備を始めていたそうで、先見の明がありました。事実、その後シンガポール,イタリア,タイ,韓国(外国人向け)でもマスク配布が行われています。

 

いろんな情報は見る角度や立場で感じ方が変わるものですが、人の色眼鏡で見ないように、自分の眼で判断できる情報リテラシーを持ちたいものです。

 

寿晃整骨院 総院長 木下広志