頸の痛い患者さんが来院され…

 

先週、痛みのために頸が

全く動かせないという訴えで

60代の男性が来院されました。

 

 
頸を動かすと激痛が走るので

とても用心して動いていらっしゃいました。

 

 

神経症状を確認すると

上肢、下肢ともにはっきりとした

症状は出ていません。

 

 
しびれ、筋肉のやせ、

動き(パーフェクト0、握力)、

腱反射、頸椎の圧痛を調べました。

 
今回の痛みは、頸椎周辺の炎症が

痛みの原因になっていると判断。

 

当院で治療可能な範囲と考え

治療を開始しました。
はっきりとした神経症状があったり、

本人の訴える苦痛が大きい場合は、

一回目から専門医に紹介するのですが、

今回は3日だけ治療させてくださいと

お願いしました。

 

患者さんの訴えを聞き、

考えられる病気を頭の中に描き、

検査を進めながら

原因を特定していきます。
大きい病気があるとすれば

出てくる症状と現在の所見との

合致しない部分や、検査の意義を

説明しながら

カルテに記入していきます。

 

そして、異常があれば

それを裏付ける検査を追加し

患者さんの理解を深めてもらいます。

 

 

この患者さんは、大きい病気を

したことがなく病院への通院も

しておられなかったようですが、

この問診の間に私に対する信頼感がわいたと

おっしゃってくださいました。

 

 

ところが、3日目の来院時の症状は

3割は取れたのですが、まだまだ痛みが

強いようでした。

 

 

なので「専門医へ紹介させていただきましょうか」

と質問したところ、

「紹介してもらうとこちらへは通院できませんよね?」

という返事が返ってきました。

 

 

健康保険上、医師へ対診してもらう場合は、

またこちらへ通院していただくことが

できるのですが、今回は症状が強いので

専門医は自分のところで治療を進められると推察し、

「紹介した以上は紹介先の医師が判断されるので

当院への通院は中止させていただきます。」と返答しました。

 
すると「私はこちらの治療を受けたいので

こちらへ参ります」とのことでした。

 
ご本人は最初の治療のあと、泣いたそうです。

こんなに自分のことを考えて

治療を進めてくれることに

感動したとのことでした。

 
私も涙が出るくらいうれしかったのですが、

さて治療の効果がどう出るかが問題です。

 
本日、5回目の来院でしたが

動きはずいぶんと改善し、

疼痛スコアも10→5 へと減少して、

日常的な動きでは痛みが出なくなったそうです。

治療も週に2回に減らし

少しずつ元の生活に戻れると

思います。

 
今月は、患者として2名の医師の方にも

来院していただき、地域に馴染むとは

こんな事なのかと考えながら

毎日を楽しく仕事をしています。

 
来院されるドクターは、とてもグルメな方で

おいしい料理について造詣が深いのですが、

カツオのたたきの話になり、

ワラでいぶした最後に水をかけることで

ワラの香りがついて味がぐっと良くなると

教えていただきました。

 
私は、カツオのたたきにワラの香りを

感じたことは一度もありませんが、

先日「八剣伝」で食事をしたときに

先付けでカニの酢物が出たとき、

「こんな安い店なのに頑張っているなー」

といったら一緒に行っていた人が、

「先生、これ、カニかまですよ」

と教えてくれました。

 

 

この話を先ほどの先生にしたら

「2度と食事にお金を使おうと

しない方が良いですよ。

お金がもったいない」

と言われました。

 
納得です。

 

 

未分類

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)