1月はコロナ感染によって大変な1カ月となりました.寿晃整骨院浜ノ茶屋院スタッフからは7名の感染者をだし,6人以上の感染をクラスターと呼ぶ国の規定により,倉敷市8番目のクラスターとなりました.昨年末に来院いただいた方々には大きなご心配をおかけしました.ここに心より謝罪を申し上げます.
やっと全国的な感染者数も47,118人(2月1日現在)からピークだった74,244人(1月18日)より,27,126人減少しました.重症者数は975人とまだまだ多いですが,実行再生産数は0.77と,ピークだった1月10日の1.54から言えば半分の数値となっています.
※・・・実行再生産数(一人の感染者が何人にうつすかの数字で1以上であれば感染者は増加する)
https://news.yahoo.co.jp/pages/article/20200207
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
浜ノ茶屋院では,施術や症例の検討や情報伝達を昼食時に行っておりました.テーブルを囲んでお弁当を食べるので3密の状態を作っておりました.本当に油断をしていたのだと思います.今年から昼食時のミーティングを取りやめ,スタッフ全員に複数人数での会食禁止を通達しております.
スタッフの体調管理も家族の発熱までは想定しておらず,今年からスタッフ本人だけではなく同居の家族の体調も管理項目に加えました.
施術室内では,換気と湿度調整,施術者と患者さんのマスク着用,施術者の手指消毒の徹底といったことをコロナ感染前より行っておりました.
コロナ感染後はさらに徹底して,ベッド素材を綿製のカバーから人工皮革のレザー製に変え,施術が終わるごとにベッド,枕,胸マットをアルコール消毒するとともにフェイスタオルと大判タオルを交換しております.以前よりも感染症対策に配慮する安全な整骨院に変わることができました.
おかげさまで,患者様の来院も徐々にではありますが増加し,患者様の体の不調に施術できることに嬉しさを感じ,一刻も早くコロナ感染が落ち着き,元の生活に戻れる日が訪れることを心待ちにしております.
正直なところ,昼食時のミーティングは,当院にとって貴重な情報伝達の場であり,たくさんの患者さんの施術経験を若いスタッフに伝える場でありました.また,仕事が終わってからの会食も同様にスタッフの話を聞く場であり,私の経験してきたことや岡山大学経済学部やセミナーで新しく学んだことをスムーズに伝える場でもありました.そして,微力ではありましたが,街の経済を活性化する使命感を持っておりました.
政府からの自粛要請も1カ月延長されることとなりました.経済面から批判されている方もおられますが,一度感染した者から申せば,政府が安全策を取るのは当然のことと思います.その上で我々にできることが無いか自分たちで考えることだと思います.娘たち家族がいちご狩りに行って私たちの下にも届けてくれました.安全な形で消費することはとても大切なことだと思います.
新型コロナはただの風邪だとおっしゃっている方もおられますが,私にとっては今までかかった風邪の中では最強だと思っています.インフルエンザで高熱が出ても1日で回復していたと思いますが,コロナでは4日かかり,食欲もわかず体重は10日間で5キロ減少しました.
コロナの後遺症に抑うつがありますが,その時の私はまさに抑うつ状態であったと思います.民主党の羽田議員がコロナで亡くなってしまいましたが,私も寝ている状態から起きて,台所に行くだけで脈拍が100を超えていました.コロナに感染している間は血液の流れに注意が必要です.コロナを恐れることは大切ですが,正しく恐れることが重要です.そして感染した人に罪は無く,その人たちが一番被害にあっていることを理解していただきたいと思います.
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210131-00220218/
そんな時に一番うれしかったのは,心配してくれた人たちの存在でした.娘が働いている診療所の医師は,パルスオキシメータという動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置を貸してくれました.近所に住む方は買い物に行けないことを理解してくれて,炊き込みご飯やちらし寿司を届けてくれたり,大量の野菜が採れたと持ってきたりしてくださる方もおられました.
困っている人を見たら,その人を助ける行動をとる事が大切なことだと思いました.買い物にも外食にも行けないので,なんとこの1月の食費は1万円を切りました.保存していたパスタや乾燥うどん,冷凍食材が全部なくなりました.このような事態だからこそ,経済のことが心配になります.
非常に不謹慎ですが,元来ポジティブ思考の私は,コロナの抗体を持っているはずなので,コロナに対して数カ月の間は無敵だと感じています.逆にそうでも考えないと申し訳ないと感じている気持ちにうち勝てません.
やっと,大学卒業ができます.今,卒業論文を書いています.あと少しで完成です.
寿晃整骨院 総院長 木下広志