桜咲く4月になりました。

総社市にあるサンロード吉備路の入浴施設に行ってきました。ここは入浴代が620円と安く、お湯の質がいいのか、高齢者に人気があるようです。この露天風呂に入っていた時のことです。横に座っている方が、隣の方と話をされていました。腰痛でお医者さんを受診したとき、レントゲンやMRIを撮り、血液検査をして出た結果が「腰痛の原因はわかりません」という説明だったことに不満を言っておられました。

私はこの話を聞いていて、正直で慎重なお医者さんだと感じました。まず、当然ですが圧迫骨折や中にはガンが骨転移しているようなこともありえますが、整形外科医はこのようなレントゲンやMRIなどではっきり見える疾患を見逃すことは無いでしょう。

高齢者の腰痛で一番考えられるのは、変形性脊椎症を元にした脊柱管狭窄症です。たまに椎間板ヘルニアと診断される方もいますが、これらは腰の部分で坐骨神経の根元を刺激しますので、坐骨神経に沿った疼痛が痛みの主訴であれば、上記のような診断も付きやすいかもしれません。

しかし、痛みが腰部にある場合、椎間板ヘルニアも変形性脊椎症もそれ自体が痛みの原因とはなっていないことも数多く見受けられます。例えば、まったく痛みの無い方の腰をMRIで撮影しても椎間板ヘルニアがあったり、脊椎が変形していたりすることは普通にあります。このように痛みと画像は一致しない場合があるのです。そんな時に原因はわかりませんと伝えてくれる医師は正直だと思います。

体の動きによって発生する痛みであれば、筋肉由来の痛みかもしれません。寿晃整骨院では、体を動かした際に痛みが出現する「運動痛」を確認します。この痛みは筋肉自体が発痛原か、筋肉の動きによって関節や靱帯などにストレスがかかっている場合に発生するので筋肉への施術で改善します。

残念ながら筋肉や靱帯のような軟部組織の痛みに対する原因の特定を整形外科は苦手としています。このような痛みは命にかかわるような重大な病気であることは少なく、またレントゲンやMRI画像では筋肉の状態を画像上に詳細に捉えることができないため、痛みの原因が判明しないことが多く、費用対効果や高騰する医療費に対しての配慮からもそのような高価な医療機材を使って詳細に検査をすることも少ないと思われます。ここに伝統医療の強みがあります。

寿晃整骨院では、筋膜の癒着を施術対象にしており検査で分かった癒着部位に対して筋膜リリースすると痛みが改善することが多くあります。このような徒手で行う検査は、費用は安く安全です。

問題は、整形外科医が見るべき病気が隠れている場合です。寿晃整骨院では痛みが強い、運動時痛ではなく安静時痛、だんだんひどくなっているなどの症状の場合、医師との連携をとるようにしています。年間100例を超える患者様を医療機関に紹介しています。もちろん、先に整形外科を受診したのちに来院されても大丈夫です。(この場合、健康保険が使用できないことがあります)

安心してご来院ください。

寿晃整骨院 総院長 木下広志