寿晃整骨院スタッフに起こっていること

先週末、理学療法士の先生をお迎えして勉強会を実施しました。この勉強会は、身体アセスメントとピラティスアプローチと題して、解剖学概論・体幹・上肢・下肢の4回にわたって行われる予定でしたが、内容が盛りだくさん過ぎて3時間×5回のコースになりそうです。

寿晃整骨院の施術スタッフのほぼ全員と、寿晃整骨院OBの岩本先生、居郷先生、浅越先生と今回はお休みでしたが、森上先生、石原先生も先月、先々月と参加してくれています。また、仲良くしてもらっている笠岡の牧野先生もスタッフ2名を引き連れて参加してくれました。

20名を超える参加者となったので、当日の体調チェックとマスク着用、場所に広い町内会々館をお借りして、十分なソーシャルディスタンスとアクリルバーティションを設置して感染対策をとって行いました。

最初の解剖学的な内容や体のねじれの評価など難しい部分もありましたが、体に触れて悪い部分を探したり、筋肉が柔らかくなったりする手技は、さすがに日ごろの施術で慣れているのでスムーズに行えているように見えました。

コロナがなければ、勉強会の後には、懇親会を用意して質問や対話する時間を用意するのですが、現状でははばかられるので、数名のみで反省会をしました。そんな中で現在、ある高校の運動部にトレーナーとして活動しているスタッフから相談を受けました。「運動部からお金をもらったほうがいいのか」という質問でした。

私の答えは「その運動部にどんな価値を提供できていますか。そしてそれはあなたがその運動部からもらっている経験値よりも大きいですか。」彼は考え込み、自分がもらっている経験値のほうが大きいと思います。」と答えてくれました。

そして、そうであるならばあなたはその運動部に感謝するしかないですねと私は続けました。そのあと、LINEでやり取りをしたのですが、以下のようなやり取りになりました。

今後もトレーナー活動は、経験させてもらってるという立場で感謝しながらしっかり勉強していきます。

お金は難しいアイテムで,貰うとその分、借りができるんだよね。だから貸しを一杯作ると勝手にお金が入ってくるようになります。金銭よりも大きく感じる心理的な貸し借りも入るから,お金も含めて人に何かをしてあげて、貸しを作る方がいい経験ができます。いい整骨院では,先に価値を提供しているはずです。

今は貸しを将来の為にたくさん作っている気持ちで勉強させてもらいます。父も若い頃はいろんなところにトレーナーとして行ってたのでそれもそうなのかなと思います!

ちょっと違ってて,自分の為にした行動は、結果的に借りになります。相手の為にした行動からは、貸しが生まれます。自分の将来の為ではなくて、患者さんの未来の為、患者さんの健康の為に行動できるといいですね。難しいね〜。貸しを作る為にした行動は、借りを作ります。究極的には,人を幸福にすることです。

わかりました!患者さんファーストをしっかり持って治療していきます!それで痛みが取れて幸せになってもらえるように頑張ります!

というやり取りをさせてもらいました。

素直な性格を持った人は、人のアドバイスをスポンジが水を吸い込むように受け入れてくれます。彼の将来の成功を祈ります。