骨が語る日本人の歴史…②

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前回のブログの続きです。

 

 

古い人骨を調べて
石器時代から縄文・弥生、

戦国時代、江戸、明治、昭和と
日本人がどこからやってきたのか
どんな生活をしてきたのかが
「骨が語る日本人の歴史」

に詳しく書いてありました

 

 

日本には、古来より黒潮に

乗って東南アジア
から海の民が流されて

縄文の人々を形成した

というのが定説です

 

 

どうもこんな単純な民族性でなく

大陸からも東南アジアから

また、北のほうからも

日本列島にきて、

暮らしていたようです

 

 

縄文人は、他にないユニークな

特徴をもっているようです

 

 

とげ抜きのようなかみ合わせ

特異的に大きな頭

顔は小さく詰まっている

犬歯を抜く抜歯文化をもつ

 

 

稲の伝来ですが、

雲南の南西部から

ラオスが稲作ルート で

栽培技術や加工技術等が

このルートを通じて
伝わったと考えられています

 

 

 

稲の原産は、雲南省付近にあり

栽培技術も同時に伝わってきた

土器や鉄器も同じように

朝鮮半島を経由して日本に伝わりました

 

 

 

弥生時代に日本人が大きく

変わったといわれていますが
弥生時代の人骨は、

北九州で主に見つかっています

 

 

文化的に中心と考えられる

近畿地方からは、 土中成分の特性から、

ほとんど見つかっていません

 

 

私たちが習った弥生時代のイメージは

北九州の狭い地域で発掘された

人骨のみで作られているようです。

 

 

私たちは歴史の授業の

初めに習ったことと

すでに違っていますね

 

 

 

神戸市で1990年代に見つかった

新方遺跡では、貴重な弥生時代前期~中期

の人骨が発掘されました

ここの人骨の特徴は、犬歯の

抜歯習慣や頭蓋骨の形状からいわゆる

縄文人の特徴を持っているそうです

 

 

しかも、骨に矢じりが刺さった跡があり

他殺された可能性が高い人骨です

高床式の倉庫に稲など保存できるようになり

争いの原因になったのかもしれませんね

 

 

さて、やっと身長のことが書けます
一番興味深かったのは、古代から

現代にかけての 身長の推移です。

「侍

写真で見ても頭が大きく

身長が小さいことが見て取れます
縄文時代、弥生、古墳、鎌倉、

江戸、明治までの 成人男性の

平均身長は160㎝ほど

 

 

ところが昭和に入り、

急に高くなります
1940年代で165㎝、

1990年代で171㎝です。

 

 

栄養状態でしょうか?
それとも運動をしないので

筋力が弱いためでしょうか

詳細は分かりません

 

 

現代の日本人は、今まで日本に

住んできた人の中で一番日本人らしくない

体を持っているようです

 

 

このようにどんどん歴史は

書き換えられていきます
戦前は、日本人にプライドと

選民思想を持たせるため
歴史的なことも歪められた

ことが考えられます

 

 

戦後も日本人に

贖罪意識を持たせるため
プライドを持たないように、

意識を高めないような操作を

されてきたのではないかと想像します

 

 

この本の中には、とても

艶っぽい話があります

 

 

「奥さんからもらったラブレター」

奥さんから手紙をもらったとする

その手紙には、あなたを愛している

とは書いていない

だから、歴史学的に言えば

あなたは愛されていない

 

 

だが、手紙のインクが、にじんでいたとする

奥さんが手紙にキスをしたようだ

考古学では、あなたは愛されていると判断する

 

 

考古学と歴史学では、考え方に

違いがあるようです

私は、そこにある現実のみを

とらえる考古学が好きです。