おかげさまで寿晃整骨院は、30周年を迎えることができました

30年前の平成4年7月2日に、寿晃整骨院はスタートしました。
長いようで早かった30年間でした。開院前の4年間、明石市にあった長整形外科に勤務し研修させていただきました。整形外科的な判断や処置を学び、私の柔道整復師としての基礎はそこにあると考えています。

その前には、鍼灸師と柔道整復師の学校に通いながら3年間、大阪府堺市にある鍼灸整骨院で、研修というよりは、昔型の修業に近いイメージの経験を積ませていただきました。施術の進め方など今でもこの鍼灸整骨院のやり方を踏襲しています。

最初の10年間は、若かったこともあり、体力任せで、がむしゃらに施術をしてきました。

次の10年間では、朝日医療大学校の非常勤講師をさせていただきながら、若いスタッフを雇用し、倉敷市内に4か所、総社に1か所の分院、1か所の介護施設(運動型ディサービス)を開院し、そのうちの一つは独立し、ディサービスは閉鎖しましたので、現在4院の寿晃整骨院となっています。

25年目にあたる50歳のときに岡山大学経済学部に入学し、若い間にやり残した大学での教養教育を受け、54歳で岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科に入学し、柔道整復師の社会的価値について研究を続けています。この間に漠然と夢を持っていた海外での生活も語学留学の形で経験することができ、時間をくれた寿晃整骨院のスタッフたちにありがたく思っています。

これからですが、今年のクリスマスの頃に、倉敷市浜ノ茶屋にて小さな鍼灸院(カフェ併設)を開院させていただく予定です。ここでは気軽に身体のことや生活についての悩み事をお聞きしたり、鍼灸施術や身体の調整、メンテナンス施術をさせていただける場所としたいと思います。

整骨院の中に入って相談することは、ハードルが高く難しいと思うので、入りやすいカフェを併設することでコーヒーを飲みながら、会話をする場を提供をしようと思います。町内の方などが集まる場も最近はなかなか無いので、地域の人たちをつなぐ場としても活用いただければと思います。

また、自分が大学のオンライン授業を受けていて、ZOOMを使ったりする場所も困ることがあり、今回は、カフェの2階にネット対応のテーブルを用意し、急なオンラインの必要な場合にご利用いただければとも思っています。

この30年間に寿晃整骨院に来院いただいた患者様や、昭和48年に清音村(現・総社市)の山の中で始まった温泉付きの鍼灸院「木下治療院」で私の母の鍼灸施術を受けておられた患者様との思い出話などできる場となればと思っております。母のことを知る人は現在でも施術にお越しになられることがあり、母の影響力の強さを感じております。

今回、30周年を迎えましたが、これに慢心することなく社会に貢献できるよう、前に向かって進んでまいりますので、これからも寿晃整骨院をよろしくお願いします。

寿晃整骨院 総院長 木下広志