アメリカの子供達

 

ボランティア活動に

参加してきました。

大学が紹介してくれる

活動で元大学講師が

主催しているようです。

 

 

 

あるアパートメントの集会所を

使用してそのアパートメントに

住む子供達をゲームをして、

遊ばせて、お菓子をあげて、

お土産を渡すという活動でした。

 

 

最後にはみんなを集めて

大きな世界地図を見せて

自分たちがどの国から来たかを

教えてもらいました。

 

最初はアフリカンアメリカン

(元々アメリカ人の黒人)達だと

思っていたのですが、

シエラレオネやナイジェリア

などのアフリカ諸国からの

子供達もたくさんいました。

 

 

彼等がどのようにして生計を

立てているか分かりませんが、

家族の時間は不足しているように

見えました。

 

 

お互いを疑い、少しでも得をしようと

行動します。

ある意味、野生動物に近いような

感覚を受けました。

 

 

でも、子供達の行動は

そうなのかもしれません。

子供達は自分にとって

楽しければやろうとするし、

少しでも面白くなければ

すぐにあきらめてしまいます。

 

 

私は紙コップのような薄い

プラスチックのコップと木片を

使って高い塔を作る場所を

担当しました。

 

 

子供達を楽しませたり、

課題を与えて少し考えさせたりして、

高い塔を作ることができた子供を

徹底的に誉め、お菓子をあげて、

「おまえはチャンピオンだ」

「新しいチャンピオンが生まれた」と、

どんどんハードルをあげていきました。

 

 

積み上げた塔を壊す瞬間に

一番の笑いが生まれます。

一生懸命やっている子供の邪魔を

しようとする子供がいて、

その子供を止めて、「今はダメだ」

「NO,NO,NO!!]と大声で言っていると

子供達は本当に楽しそうに笑っています。

コップが無くなって壊すときに、

目で合図して壊させます。

また、大笑いです。

 

 

子供達もすぐに上手くなって

天井に届くような高さになりました。

そこで私が、「もし、天井に届いたら

それ以上の高さにはできない。

それができたら君は

永遠のチャンピオンになれる。」

と英語で言ったのですが、

これがまた全然通じませんでした。

私の現在の限界が見えました。

 

 

人のために動くことは

自分にとって損だと

考えているように見えました。

 

壊した塔の部品を集めるのですが、

子供達も世話をする大人達も誰も

一緒に集めようとしません。

 

 

ここに大きな問題が

潜んでいるように思います。

子供達を救おうとしている

大人達もどうやって

子供を教育して、奉仕的な

自分の行動の背中を

見せるまでには、至って

いないようです。

 

 

しかし、子供達と遊ぶことは

私にとってとても大きな経験

でもあるし、

英語のスピーキング練習に

なっているし、もちろん

リスニングになっていると

思います。

 

 

またこのような活動に

参加して、少しでも子供達に

良い影響を与えてやりたいと思います。