大学院1年生の前期課程が終了しました.

 

 

 

 

早いもので,1年の半分の講義が済んでしまいました.大学院前期博士課程(修士課程)の講義は2年間で終わるのですが,最初の1年間で講義はほとんど終わりで,2年目は修士論文を書くことに集中します.だから社会人大学院生でもやっていけるんですね.

 

今は夏季集中講義で本来なら岡山大学病院にて様々な場所を見せていただける予定でしたが,コロナの影響ですべてオンライン講義となりました.ほとんど自宅で受けたので,周りの人たちは,私のことを引きこもりだと思っているかもしれません.いえいえ…勉強してますから~

 

さて,先日成績が発表されました.16の講義中,A+が11科目,Aが5科目で17単位取れました.A+,A,B,Cが合格,Fが不合格となるのでいい感じの成績でした.この調子で残り17単位を取得し,修士論文を認めていただければ卒業できそうです.親からいつも「調子に乗りすぎ!」と怒られてきたので大丈夫でしょう.

 

講義でいろんな話を伺うのでいろいろ考えさせられることがあるのですが,特にLGBTについては,なんだかなぁと思います.LGBTは,「Lesbian」(レズビアン)、「Gay」(ゲイ)、「Bisexual」(バイセクシュアル)、「Transgender」(トランスジェンダー)の頭文字をとったものです.このうちのLGBは性的指向のことなのです.小学校の先生が小学生にLGBTについて教えるといっていたのですが,性的指向のことをどう教えるのか,その前提となる性の知識から教えないといけないので大変だと思いました.

 

T「Transgender」は日本語で性同一性障害とも呼ばれて,これに関しては心と体の性別の不一致なので広い意味での病気だといってもいいと思うので,周りの人は配慮する方がいいと思います.日本人は優しいのでよっぽどのでない限りは失礼な言い方はしないと思いますが,中には心ない人からの言葉で傷ついた方もおられると思います.

https://www.moj.go.jp/JINKEN/LGBT/index.html

 

私の言いたいのは,「LGBは好きにやってください,Tはそっとしてあげましょう」,なのですが,トランスジェンダーの人が,無理やりマスコミの前に引っ張り出されて平等に扱ってくださいと言わされるのもなんだかかわいそうだなと思います.

 

東京オリンピックでは,ウェイトリフティングの女子選手として元男性だった人が出場しました.この話も講義で提議されて話し合ったのですが,皆さんはどう考えられるでしょうか.血中の男性ホルモンの量が多すぎる染色体上は女性の選手もいて,この選手はホルモン量を調整することで女子選手として出場できたと聞きました.

 

大学では,いろんな出来事を考える講義が多いですが,私の指導教授は社会人のおじさんは,物事を自分の狭い範ちゅうでしか,考えないのでそれが欠点だとおっしゃられます.

 

例えば,論文を書くために本を読みなさいと言われるのですが,論文の文章は自分の仕事を通しての判断基準となって,自分の経験から抜け出せないところがだめだと言われます.「一般化」とか言われるのですが,自分の判断基準から抜け出せないので視野が狭く,固定化した概念しか持てないのだそうです.

 

55才のオッサンをこんなに叱ってくれる人っていますか?

 

本当に指導教授に恵まれたと喜んでおります.

いやいや,私の指向が「M」なのか…

 

寿晃整骨院 総院長 木下広志