寿晃整骨院は平成4年7月2日に開院いたしました。この日よりも後に生まれたスタッフの数が増えてきました。この31年の間にはたくさんのスタッフが育ち、自立しています。私にとって一番うれしいのは、卒業後に活躍しているスタッフの情報です。
中には仕事を変えたもの、接骨院ではなくトレーナーとして活躍しているもの、鍼灸院を開院したものもおります。すべてのスタッフにとって寿晃整骨院のやり方がお手本とはなりえないので、それぞれの形があっていいと考えています。
しかし、寿晃整骨院でスタッフに伝えていることの中には、整骨院であればもちろん、職を変更したとしても大切にすべきこともあります。それは患者様(ゲスト)に対するおもてなしの心です。患者様にとって一番いい施術方法、他の医療機関への紹介、すべての患者様に対して公平な判断が大切だと伝えてきました。
初期のスタッフいわく、私が30代の時の教育は、とても厳しかったそうです。その時の私の考えは、私と同じ考え方で患者様に接することでした。それは自分の考えの押し付けでした。57歳になった今の私は、それが間違っていたことが分かります。
現在の考えはそれぞれ各スタッフが、それぞれの特性や考え方、経験を生かした接し方をしてほしいと思っていますので、接し方に正解は無く、その時々の最善であることが求められます。基本的なコミュニケーションは必要ですが、スタッフ対応に柔軟性を持つことができたのが、私の成長ではないかと思います。
スタッフも変化しつつ成長を続けています。これからも患者様にとって良い判断ができる寿晃整骨院であり続けますのでよろしくお願いします。
寿晃整骨院 総院長 木下広志