岡山大学大学院前期博士課程を修了しました。なんと総代に選出されました。

令和5年3月24日、岡山大学学位授与式が挙行されました。私も参加させていただきました。各学部の卒業生の人数発表に引き続いて、総代へ学位記が授与されました。総代はとても美しい女性の方でした。

↑ 木下は14分ごろ登場します。また、最前列に座っていたため、カメラアングルの関係から、卒業生代表答辞の時にも映り込んでしまいました。

理系の大学院も各研究科の人数発表に引き続いて、総代である私が代表して岡山大学長から直々に名前を読んでいただき、学位記を授与していただきました。2階席にはおそらく卒業生の親族であろう方々が観覧しておられましたが、その親族の方より年上に見える白髪頭の私が総代を務めさせていただくことを若い学生のチャンスを奪ったようで申し訳なく思いました。

娘の仕事場に岡山大学の卒業生がたまたま来られたそうで、私が演台に上ったことを伝えたら、年いった社会人のおじさんが頑張っていると思ったそうです。確かに頑張りました。

いわゆる修士課程(前期博士課程と呼んでいます)は、34単位以上を修得し,かつ,必要な研究指導を受けた上で,研究科の行う学位論文の審査及び最終試験に合格しなければならないのですが、必要単位が34のところ、47単位を所得し、GPAという成績の数字が良かったということで総代に選ばれたと聞きました。光栄なことです。

ほとんどが医学系の科目で、とくに朝日医療大学校で講義させてもらっていた関係法規を医療関係法として受講したりしたので得意分野の講義がたくさんあったと思います。また、先生方よりも年上の生徒だということで、各分野の成績が甘くなっていたようにも思えます。

さて、これからどうするか…

若いスタッフたちに無理をお願いして、50歳から大学へ通わせてもらったので、大学が終わったからといって、元に戻ることも申し訳なくてできません。そこで新しい試みとして、東洋医学と茶屋「じゅこうさん」を始めさせていただきました。

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ここでは、鍼灸院や整骨院という入り口のバリアを取り除いて、喫茶店という入りやすい空間を作っていろいろな困りごとの相談を受け付けております。先日、膝の痛い40代の女性が来所され相談を受けました。膝の靱帯下の脂肪体や鵞足という腱の痛みではなく、内側の半月板という軟骨に押さえると痛い場所がありました。

筋力が低下しているために、半月板に負担がかかって炎症を起こしているようです。筋肉に施術をしたいところですが、筋力低下が原因なので、痛みを確認しつつ、その場で正しいポジションでスクワットをしてもらいました。正しいやり方なので負担が少なかったのか、100回頑張ってくださいました。するとなんということでしょう。半月板の痛みが取れてしまいました。

結果としてその方は、カレーセットを食べていただき、その1000円の負担で膝も治ってしまいました。もちろん継続したトレーニングが必要ですが、私がやりたい理想的な形ができました。これからの治療は、筋肉のトレーニングが大切です。ORASI(Osteoarthritis Research Society International:世界変形性関節症会議)といわれる世界的な組織による変形性膝関節に勧められる治療法は、運動療法とダイエットです。筋肉をつけて体重を減らすことがとても推奨度が高い方法になります。

アセトアミノフェン(カロナール)や非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニニン)などの痛み止めも長期間の服用でなければ勧められるようです。人工関節に入れ替える方法が最後の手段なのですが、そこまでいかないように何とか持たせてほしいと思います。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/106/1/106_75/_pdf/-char/ja

運動療法は、うつ病や慢性疼痛、変形性膝関節症にも効く、エビデンスの高い方法です。正しい方法で行うことで危険もありませんし、じゅこうさんでも寿晃整骨院でもその指導をさせていただきます。

じゅこうさんでは、近所の方の停電やガラスが割れたという相談も対応させていただき、また、中学生の進路相談にも乗らせていただき、なんと女子高校生の恋愛相談まで受け付けさせていただきました。小規模な施設なので、お電話での相談には対応できないかもしれません。何かお困りのことがありましたら、ぜひ、一度お越しくださいませ。